りょうちんは生まれてからず~っと左目から目やにが出ていた。
生後まもない時は医者から
「赤ちゃんにはよくあることです。まだ目の涙管が細いからちょっと詰まると涙が溢れてしまいそこにばい菌が感染して目やにが出るんです。大きくなれば自然と治りますよ。」と言われていた
が、全然治らないんですけど!!
5ヶ月くらいまでず~っと目薬をさしていて、目薬をさすと一時的に目やにはなくなるんだが、目薬がなくなると目やにが出る!
医者からは管が詰まっているので目頭と鼻の間ぐらいをよくマッサージするようにと言われ、マッサージ、目薬の繰り返し。
また目薬を嫌がるんだわ、これが。
とにかく泣いて泣いて、身をよじって嫌がる。でも朝昼晩と目薬をささなきゃいけないから、とにかく大変だった。
で、予防接種を受けに小児科に行ったとき、そこで先生に
「先天性鼻涙閉塞かもしれないから、眼科紹介するよ。」
と、言われた。なんじゃそりゃ!?
先天性鼻涙閉塞とは、生まれつき涙を通す管が詰まっている病気らしい。赤ちゃんにはよくある事だけど、成長するにつれて管も太くなっていくから自然と治るらしいんだが、先天性鼻涙閉塞の場合その管がものすごく詰まっている為、ブジーという手術をしないと治らないとか。
手術!!
まだ5ヶ月のりょうちんにそんな恐ろしいものをしなけりゃいけないのか!?
かなりショックだった。
紹介された眼科ではそのブジーとやらをよく行っているとのこと。
で、実際に行ってみて話をきいたところ、まずそのブジーとやらは詰まっている涙管に針金のような細い管を刺し、詰まりを取り除くのだという。手術といっても切ったり縫ったりする様なものじゃないから少しホッとしたが、それでも涙管なんて目で見たってよく分からない様な管に針金のようなものを刺すなんて
恐ろしすぎる(><)
流れとしては、まず本当にりょうちんの症状が先天性鼻涙閉塞なのかを確認する為、涙管に水を通しそれが鼻から喉に流れ「ゴクン」と飲む事ができれば詰まっていないとされ、水が溢れ全然喉に通らない場合は鼻涙閉塞であるとされてブジーになる。
ブジーをやるにせよやらないにせよ、涙管に管を刺さなきゃならないのだ。
しかも麻酔なしに。
大人だって恐ろしいのにまだ一歳にもならない赤ちゃんがそんなことをしなきゃいけないなんて(T0T)
ちなみに、このブジーは大きくなれば大きくなる程トラウマになるらしく、やるなら生後5、6ヶ月ぐらいまでにやっておいた方がいいそうだ。
ついでに、大人になっても涙が溢れたり目やにがよく出るという人は実は先天性鼻涙閉塞らしい。小さいときに気づかれないでそのままだったという事がよくあるそうだ。
さて、まずは検査。りょうちんは白いさらしのようなものに巻かれ、押さえつけられ、惨い姿に。
親は見ているとショックを受けるからと部屋から出された。
そして恐怖と痛みのせいか、泣き叫ぶ我が子の声。
可哀想で可哀想で思わず泣いてしまった。
先生から「あー、全然水通らないんでそのままブジーやりますわ。」
あっさりと先天性鼻涙閉塞と診断され、思いかげずそのままブジー。
またしても断末魔。
そんなこんなで、無事涙管の詰まりがとれブジーは終了。先生の話によるとかなり詰まってたみたいです(^^;)
それから目やにはぴたりとおさまり、りょうちんのトラウマも特になくめでたしめでたしでした。
ということで、目やにが5ヶ月過ぎても治らない場合は、早めに眼科に連れて行きましょう!!